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京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城を彷彿させる館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇の幕はすでに切って落されていた。
警視庁捜査一課十津川警部の部下である西本刑事は、ある夜、自宅マンション前で意識不明の女性を救護したが、これは罠かもしれない。
好評を得た『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』につづいて気鋭の女流が贈る、正調贋作第二弾。
赤かぶ検事こと柊茂は頭を抱えてしまった。外車セールスマンの浦上にはアリバイがあったのだ。
兵庫県警へ出向してきた二階堂警部は手はじめに「平城山事件」を追ってみることにした。
今をときめく清純派タレント八木橋紀子と密かな交際を続けていた大学助教授の宮本の留守中、妻が何者かに陵辱、殺害され、子供の姿が消えていた。
奥多摩で釣部渓三郎の鉤にかかったのはハヤではなく、顔見知りの男の死体だった。付近の岩場からは女の絞殺体も発見された。
小樽在住の美人画家が、札幌のホテルで殺された。捜査の進展につれ、画家の過去に複雑な人間関係が浮かぶ。
ヤク中で慢性自殺志願者のブンガクさん。浅草置屋の娘で、文学少女のくせに暴走族にも一目置かれているタカミ。
「約束通り仕上げましたよ」人違いかと思うほど窶れ果て、左手に包帯を巻いたデュラン氏が、藍場を二階の回廊に案内した。
刑事をやめて、ルポライターと探偵業をこなす柚木草平。ある雨の日に、彼のもとに不思議な事件が持ち込まれた。
“人間の本性は、善か、悪か?”何世紀にもわたってくりかえされてきたこの大問題をめぐって、シカゴ・デイリー紙で二人のコラムニストが対決することになった。
京都・北山で痛ましい惨劇が起きた。舞妓が、全裸で絞殺されたのだ。
沢原は焦っていた。一枚の写真と物語で世界を構築するフォトライターとして、手応えある狙うべき像が見つからない。
南国沖縄を訪れた、牧薩次と可能キリコのヤング探偵コンビの前に、難事件が続発する。
トラベルライター瓜生慎は、愛妻・真由子の父親から、強引に取材旅行の同行を引受けさせられた。
戦いを終え、長い休暇を送る西城秀夫の安息を破ったのは警視庁からの緊急連絡だった。
さびしげな花の色にたくして武家の老女が語る若き日の淡い恋とそれにまつわる仇討ちの話。―異色の表題作ほか名手会心の七編。
24歳で渡米、事業を興したが失敗、逆境の中で生きるおれは皮肉まじりに“ラッキー”と呼ばれている。
おれはワゴンにムーニーとマギーを乗せ、欲望と腐敗の街ラスベガスを後にした。荒野の岩かげから、暗殺者がこちらを狙う。
見てくれが良く、手頃な家賃、名画『カサブランカ』のイメージで建てられた丘の上の小さな白いアパート。
「私にも殺したい人間が…」ひとり旅で岩手県遠野を訪れた律子は、雨宿り先で偶然三人の女と知り合った。
眼の壁に囲まれた密室―。衆人環視の中での殺人事件は、両国N大講堂で開催された全日本学生剣道大会の決勝戦で発生した。
嵐の夜、所沢市・円福寺の『飛び鐘』が人を殺した。820キロもの釣鐘が宙を飛び、崖下の家の鹿松徳造を押し潰したのだ。
大財閥・火枝家の血縁者・山川広治が、水没した車から心中死体で発見された。
「被害者は、誰を殺したのか?」長崎の一流ホテルで起きた殺人事件に興味を抱いたルポライター浦上伸介は、被害者野山が「長崎駅近くのホテルで女を殺したらしい」と洩らしていたという情報を入手した。
四億五千万円、関央銀行で巨額の横領が発覚した日、貸付係二宮加代子の姿が消え、やがて絞殺体で発見された。
『誹風柳多留』の板元二代目・花屋二三が馴染みの女の部屋で偶然目にしたそれは、かつて見たこともないほどの強烈な役者絵だった。
カール・リーの弁護を務めるジェイクの周辺では、庭先に燃える十字架を立てられるなどのいやがらせや脅迫が相次ぐ。
職場結婚をし、平凡なサラリーマン生活を送っていた三宅の前に、ある日突然、中学校の同級生だった女性が現れた。
銀座にある超一流フランス料理レストランの調理場で死体が発見された。
輝くアイドルへの道を着々と進む奔放な性格の安土ゆかりと、地味ながら真の役者を目指しコツコツと努力を積み重ねる原口邦子。
スターの座を夢みて、それぞれの道を歩むゆかりと邦子を陰ながら支える浩志は、二人を平等に愛し続けようとしていた。
駆け落ちに失敗した人妻OL若山なぎさが、帰京の途上消息を断ち、夫と情夫との奇妙な、なぎさ捜しが始まった。
受話器からグッグッと喉のつぶれる音が聞こえた殺したい奴がいっぱい。怖くて元気のでるミステリー選集。
並子と政子は親友で、東京郊外の大団地に「探偵局」を開いている。
8頭の黒い馬と棒線で消された耳の写真―87分署に舞いこんだ奇妙な手紙に、キャレラたちの表情が凍りついた。
『じゃじゃ馬ならし』は、妻が夫に隷属することを賛美した、男性上位主義者のための作品よ。
本書は、50年代から60年代にかけてのB級SF映画でおなじみの、いわゆる円盤ものの枠組みのなかでストーリーが進められていく。
矢的遥は、からくり人形の蒐集家として著名な加島が、「べんきちはゆるさないぞ」と書かれた脅迫文を見て怯える姿に愕然とした。
もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでね―という言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。
後立山連峰南端、ピラミッド型の端正な針ノ木岳。男の遺体を持ち上げると、腹からの出血か雪は朱に染まっていた。
「あいつを殺してやる!」黒星光警部は、フリーライター・葉山虹子と訪ねた鬼面村で、そう呟く異様な女に遭遇した。
飛騨・白川村の廃寺『照恋寺』に住みつき、多数の女性信者をもつ僧侶・恋風が、突如、失踪した。
函館で人を殺した、と十津川に言い残して親友は死んだ。だが調べてみると、その日友人は函館ではなく、大阪に出張していた。
石神探偵事務所の扉を、清麗女学院理事長・塩谷が叩いた。娘・美香の誕生会で奇妙な出来事が起きたのだ。
赤かぶ検事の相棒ともいうべき行天燎子警部補が、殺人事件の容疑者として取調べを受けた。
「気に入らない。獲物を横取りしたのはどいつだ?」クラブのマダム殺しを依頼された安本が見た女は、すでに死体となっていた。
名探偵・浦上伸介を生んだアリバイ崩しの名手が、推理小説へ向かう契機となった記念碑的作品『沼の偽り』他ミステリーへの熱い想いが結実した傑作七編を収録。
極度に発達した“メディア”が支配し、現実と疑似現実が錯綜する近未来都市・東京では、麻薬テクに溺れ、罪悪感をなくした若者たちが犯罪を繰り返していた…。
謎を秘めた孤高の画家荻生仙太郎―その作品のオークションが開催された。そして会場では、奇妙な競売が進められていく…。
舞台は寒風吹きすさぶスコットランドの人里はなれたエルカニー城。
17年前別れた恋人道江の面影を胸に、越前岬へ向かった画家の佐伯城介が、寝台特急『北陸』の車中で出会った謎の女―。
ソ連の軍事機密を奪取し、クレムリンの要人の亡命を幇助せよ―。
申し分のない仕事に、文句のつけようのない妻、そしてすばらしい愛人―会計士ヘッティンガーの人生は、まさに順風満帆だった。
「私を三日間護衛して!」突如現われた美女水木亜希子の依頼が、工藤兵悟の運命を激変させた。
人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、四階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。
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